ICC





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カタログ
 
1998年 7月17日 - 8月30日 [終了しました.] ギャラリーA,D





はじめに


ウッディ・ヴァスルカ(1937年生れ)は,1960年代より映像制作を始め,1970年代には初期のコンピュータ・グラフィックスに取り組むなどメディア・アート界を代表するベテラン・アーティストの一人です.
近年は,アメリカの軍事研究所などから廃棄された素材を用いた「ザ・ブラザーフッド」と題するインタラクティブなメディア・インスタレーションのシリーズを展開しており,近代における暴力的ともいえる男性原理=ブラザーフッドとテクノロジーの関係を追求する優れた作品として国際的に高い評価を受けています.
本展は,このICCにおける個展のためにアメリカ・サンタフェの彼のスタジオで,約 二年の歳月をかけて制作された最新作三点を含む,「ザ・ブラザーフッド」シリーズのインスタレーション六点による,日本における初めての本格的な展覧会です.インスタレーションのみの個展としては,過去最大の規模のものであり,また会期中,彼によるワークショップ,および妻スタイナによるサウンド・パフォーマンスの上演,また両名の過去のヴィデオ・アートの代表作三十二作品もシアターにて上映されます.