ICC





はじめに
入場料
展示作品




作品解説
参加作家
関連イヴェント




アーティスト・トーク
海外コネクションその1
海外コネクションその2
ネットワーク構成
 
1998年11月25日(水) 〜 12月6日(日) [終了しました.] 5 階ロビー





展示作品


《ナズル・アファー》
"Nuzzle Afar"
藤幡正樹川嶋岳史








この仮想世界に接続するユーザーは,このように前面にリアルタイムのビデオ映像が付いたアバターとして表現される.ユーザーはトラックボールを使って空間を自由に動き回ることができ,他のアバターに近づけば,それをコントロールする別のユーザーと話しをすることができる.

アバターには長い尻尾が,その動きの軌跡として残るようになっており,その末尾にはトゲトゲした「ボンボン」が付いている.この「ボンボン」に触れると,その軌跡に沿って自動的にトレース(誘導)されるモードになり,そのアバターのところまで行くことができる.

アバター同士が出会うと,ふたりだけの空間である「親愛の球」が生まれる.この球は互いのアバターの色彩を継承して生成される.この状態から抜け出るためには,互いのスクリーンを重ね合わせなくてはならないが,この行為は二人で協力して行わなければならない.

親愛の球から通常の世界に戻ると,その場所に記録のための板が生成される.そこにはふたりが出会ったことの記録として,お互いのビデオ画像のキャプチャーとアバターの番号と時刻とが書き込まれている.「親愛の球」が形を変えて,その記憶を空間へ刻印するわけである.