ICC





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イヴェント




「Live Environment for Extended Thrill」
インターネット中継
 
1997年7月20日(日),21日(月) [終了しました.] ギャラリーA





はじめに


センサーバンドは,身体によるコントロール性を重視したオリジナル・センサーを用いるサウンド・パフォーマンス・グループ.エドウィン・ファン・デル・ハイデ,アタゥ・タナカ,ズビグニュー・カルコフスキーの三人によって1994年に結成され,ヨーロッパを中心に国際的に活動している.  その作品は,音像定位を自由にコントロールすることによって,独自の音響空間を現出させるものである.3人のプレイヤーの微妙な,あるいはダイナミックな“身振り”によって,サウンドはインタラクティブに変化するが,その関連性は必ずしも明確なものではなく,観客はプレイヤーの身振りとサウンドの変化のさまざまな意味でのズレを体験することとなる.
 同時にインターネット経由で遠隔パフォーマンスも数多く行っており,近年は「Sound Net」と呼ばれる巨大なワイヤー・ネットをステージとするパフォーマンスを行っている.  グラニュラーシンセシスは,ウィーンを拠点とする映像/サウンド・インスタレーショングループで,クルト・ヘンチュレーガー,ウルフ・ランゲインリッヒによって1991年に結成された.
 ARS ELECTORONICA,ISEA,DEAF,ARTECなど,国際展に出品を重ね,ARTEC'95公募展部門ではグランプリを受賞している.ダイナミックな映像と音声をトリッキーにシンクロさせたこの時の作品は,その暴力的な印象で注目を集めた. 「Live Environment for Extended Thrill」は,この二つのグループのコラボレーションであり,ICCに一カ月レジデンスして制作され,7月20,21日の両日,ギャラリーAで発表される.センサーバンドは,新しく開発する身体センサーによるサウンドをステージ上で演奏し,グラニュラーシンセシスは,そのサウンドとリアルタイムにシンクロした映像をプレイする.グループとしての公演は,日本で始めてであり,インターネット上でも中継される.