著者 | 吉見俊哉 |
書名 | メディア時代の文化社会学 |
出版社 | 新曜社 |
出版年 | 1994 |
ISBN | 4-7885-0506-1 C0036 |
解題 | 社会学者による本書では,テクノロジ−の進化やそれに伴って生じる政治や経済のシステムの変容が,すべて「文化変容」という側面からアプロ−チされている.その「文化変容」が見せる多様で複雑な断面を,時には(社会学上の)理論から分析し,また別の局面では,歴史的な文脈でとらえようとしている.「文化変容」が,メディアテクノロジ−と密接な関係をもち,われわれの空間認識に作用していることも同時に語られている. |
著者 | 吉見俊哉 |
書名 | 「声」の資本主義 |
副書名 | 電話・ラジオ・蓄音機の社会史 |
出版社 | 講談社(講談社選書メチエ48) |
出版年 | 1995 |
ISBN | 4-06-258048-9 |
解題 | 「声」を手がかりとして,情報メディアの受容とそこから派生した消費社会の動きを解明する大衆文化論.「声」がブルジョワジ−の記号として機能し始めた19世紀を主なフィ−ルドとして,電話やラジオあるいは蓄音機といったメディアテクノロジ−がその社会的な背景として介入することによって,それまでになかったネットワ−クが誕生した.その誕生をいくつかのエピソ−ドを交えながら概説するとともに,テクノロジ−が果たした役割が論じられる. |
著者 | 吉見俊哉・水越伸・若林幹夫 |
書名 | メディアとしての電話 |
出版社 | 弘文堂 |
出版年 | 1992 |
解題 | 電話には,「コモンキャリア」と「パーソナルメディア」という二面性があり,メディアとしてもテレビやラジオといったマスメディアとは異なる性格をもつ.また,コンピュータネットワークのインフラとなっていることも見逃せない.本書では,コミュニケーション研究やメディア研究において見過ごされてきた電話をメディアとして再評価され,3人の社会学者が独自の手法と視点によって,今日的な役割がますます重要視されている電話が詳細に分析されている. |