ICC

著者ジェニファー・スラック+フレッド・フェジェ
訳者岩倉誠一+岡倉隆(監訳)
書名神話としての情報社会
出版社日本評論社
出版年1990
原著者Slack, Jennifer+Fejes, Fred
原書名THE IDEOLOGIY OF THE INFORMATION AGE
原書出版年1987
著者ミッシェル・セール
訳者豊田彰+青木研二
書名コミュニケーション
副書名ヘルメス Ⅰ
出版社法政大学出版局
出版年1985
ISBN4-1310-11174-7710
解題著者は1970年代にライプニッツ研究をおこなったが,その研究成果を集成したのが本書である.数学とその歴史に通じた著者は,現代数学から抽出した構造概念に基づく構造的な方法を提唱し,コミュニケーションという概念の誕生とそのプロセスが精密に解き明かされている.第二部のタイトルにもなっている「旅,翻訳,交換」は,セールのコミュニケーションにとって重要な概念となっている.
著者リチャード・セネット
訳者北山克彦+高階悟
書名公共性の喪失
出版社晶文社
出版年1991
ISBN4-7949-6061-1 C0036
解題本書においては,公的なもの全般が衰退し私的なものが肥大している状況が批判的に描かれいている.近代市民社会を支えた市民階級が,共同体における刹那的な安定を求めるあまり,自らの階級的な利害をめぐって闘争したり自らを公に表現しなくなってしまった.その理由をめぐって,本書では,市民社会の成立にまでさかのぼって解説されている.また,その検証は,政治や経済といった社会的な側面のみならず,芸術文化の領域にまで及んでおりその範囲は幅広い.