吉岡 洋
よしおか ひろし

略歴

1956年生まれ.京都大学文学部哲学科卒業, 同大学院博士過程修了.現在,情報科学芸術大学院大学教授.専門は美学,現代思想.主な著書に,『情報と生命―脳・コンピュータ・宇宙』(室井尚と共著,新曜社,1993年),『〈思想〉の現在形―複雑系・電脳空間・アフォーダンス』(講談社,1997年)をはじめ,雑誌『思想』『現代思想』『批評空間』その他に論文・エッセイなどを多数発表.『情報の宇宙と変容する表現』(角川書店,2000年)で対話的フィクションという形式による情報文化論を試みたり,KOSUGI+ANDO「とはずがたり」(ギャラリー16,京都,1988年)や,「BEACON」(中京大学Cスクエア,名古屋,1999年)には,テキストによる作品への「侵入」を行なった.訳書としては,リチャード・ローティ『哲学の脱構築―プラグマティズムの諸帰結』(共訳,御茶の水書房,1985年),H・フォスター編『反美学』(共訳,勁草書房,1987年),マーク・ポスター 『情報様式論』(共訳,岩波書店,1991年).ブルース・マズリッシュ『第四の境界―人間機械(マン・マシン)進化論』(ジャストシステム,1996年)など.また,2000年4月にオープンした京都芸術センター発刊の批評雑誌『Diatxt.』の編集長を通巻1号から8号までつとめた.ウェブサイト「Space in Cyberspace」(http://www.nk.rim.or.jp/~hyshk)では,発表された印刷物とは別に,エッセイや物語を執筆・公開している.

「アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険」展
「テクノ・ランドスケープ」展 世界の新たなテクスチャーへ向けて

(2005.1)