「as media」シリーズ第2回目は,クワクボリョウタによる「痕跡」を使った作品《Rippling Floor》です.《Rippling Floor》は,人の往来に応じて床面の表情が変化するインスタレーションです.人の歩く速さや立ち止まった時間の長さによって,光の挙動を変化し,床面に通行人の痕跡を残します.
湖面は,風の強さや方向,そこに生息する生物の移動などによって様々に表情を変化させます.一度水面に書き込まれた波紋はゆっくりと広がりながら減衰し,そこに起きたことの束の間の記憶となります.《Rippling Floor》は波紋のふるまいを真似た装置で,その場の過去を表示し続けます.
クワクボリョウタ
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