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OpenSky 2.0 スタッフ日記では、 展覧会の準備の様子やイヴェン トのレポートをしていきます。 (例)

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過去の日記

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2007年01月の日記

作家自身から展示の見どころを紹介する絶好の機会とあって、多くのお客様にご参加いただきました。
ありがとうございました。
八谷展の展示室入り口にはあえて「小さなお子様歓迎!」の旨を明記していますが、会場内には子どもから大人まで楽しめる工夫が隠されています。会場の「タネあかし」も交えつつ行なわれたギャラリーツアーは終始和やかなムードに包まれました。今回は会場の様子を6枚の写真で紹介します。
2003年にスタートしたオープンスカイ・プロジェクト。
その間撮りためられた写真や資料にまつわるエピソードを八谷さんが解説します。写真右よりの青空をバックにしたOPEN SKYのポスターは熊本市現代美術館での展覧会の際のもの。
東京ピクニッククラブの作品《ポータブル・ローン》の芝生の上に腰掛けることもできます。




《M-02》の機体について説明します。今回の展示では翼の構造の一部を見ることができるようになっています。外翼のリブはねじりさげを計算して設計されているのでひとつひとつ違うところが見どころとのこと。
《M-02》の前でふもとっぱらでの公開フライトの映像を見ながら解説は続きます。実際に乗るためには、ハンググライダーの練習を積むこと、器械体操の経験があること(空中でパニックにならないため)などがポイントになります。
展望台の上で。ここから展示室全体を見下ろすことができます。フライト・シミュレータを体験する前に用意されている、オープンスカイ・プロジェクトに関するクイズについて説明中。

質問に答える八谷さん。オープンスカイ・プロジェクトにかかる費用についての質問などが出ました。
オープンスカイ・プロジェクトで設計された飛行機を、実際にペーパープレーンで作って飛ばしてみるワークショップ。現在展示中の《M-02》の前身にあたる《M-01》をもとにつくられたペーパープレーンのキットから、参加者が各自で組み立てます。今回のワークショップでは、フィン(垂直安定板)の部分を《M-02》のものに替えて、機体をヴァージョン・アップさせました。
(有)オリンポスで機体制作に携わってこられた山崎宏二さんをお迎えし、まずは機体の特徴を説明していただきました。無尾翼機がなぜ飛べるのか、その秘密は翼のかたちにあるそうです。上下に折れ曲がった形のガル翼、内翼にだけエルロン(補助翼)をもつ主翼には、バランスをとるために必要な尾翼の機能がすべて収められているのだそうです。四戸さんが葉書とダブルクリップを使った実験を交えて解説してくださいました。
制作は、山崎さんと八谷さん、四戸さんのサポートで進められました。参加者の中でも、室内模型飛行機の世界記録を持つ石井さんからは制作や飛ばし方についてアドヴァイスをいただきました。紙飛行機の専門家の方もいらっしゃり、どなたも腕をふるってのご参加となりました。全員が組み立て終わったのは約1時間後。しかし、ここで終わりではありません。ペーパープレーンを上手に飛ばすためには、付属のゲージを使って翼の角度を調整するほか、実際に飛ばしてみて再度微調整する必要があります。遠くまでまっすぐに飛ばすためには、とにかく機体の左右を対称に保つこと。飛ばし方は、飛行機が飛んでいくラインを想像してそれにそって腕をのばすようにするのがコツだそうです。会場内では飛ばしてみては機体とにらめっこしている参加者の姿が見受けられました。
年明け最初のお年玉ワークショップ企画ということで、最後にみんなで自作の飛行機を飛ばし、一番飛距離の長かった人から順に八谷さんから賞品が贈られました。賞品は、オープンスカイ・プロジェクトの写真、ワッペン、今年の干支イノシシヴァージョンのコモモのうちのいずれか。見事遠くへ飛ばしたみなさん、おめでとうございました。そして長い時間ご参加くださったみなさん、本当にお疲れ様でした!
会場風景
山崎さんを囲んで




四戸さんによる解説
さっそく、制作
飛行機を実際に飛ばしてみる

完成したペーパープレーン
 カポエィラはブラジルの格闘技として知られています。八谷さんは、オープンスカイ・プロジェクトの開始後、機体に乗る際のボディバランスと柔軟性の向上を目的に、カポエィラを習い始めたそうです。格闘技と言っても、歌と楽器演奏を伴いダンスの要素も含まれているカポエィラは、相手の目を見て互いの手を合わせてスタートします。対面した者同士、思わず笑顔がこぼれるリラックスした精神状態も、八谷さんが機体に乗る時、緊張感をほぐすのに役立つそうです。
 ワークショップでは八谷さんのカポエィラの先生、南城充さん(カポエィラ・ヘジョナル・ジャパォン)と11人のカポエィリスタたちをお迎えしました。最初に約30分間、みなさんに華麗なパフォーマンスを披露していただきました。その後、参加者も一緒にストレッチで体をほぐし、基本的な型を覚えるところからはじめ、最後には二人で組になって練習するところまで行ないました。次々と組む相手を変えていくうちに自然とコミュニケーションが生まれ、会場はいつになく熱気に包まれました。
カポエィラ・ヘジョナル・ジャパォンのみなさんによる演舞
(左から)八谷さん、南城さん

カポエィラに使用する楽器
(左から)ビリンバウ、アタバキ、パンデイロ
ストレッチは入念に

はじめは恐る恐る…
だんだん激しくなってきました
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