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IAMAS車輪の再開発プロジェクト研究会

情報科学芸術大学院大学[IAMAS]車輪の再発明プロジェクトは,「メディア考古学」を足がかりに視聴覚メディアを中心としたさまざまなメディアの機能や役割が歴史的に固定される前の可能性について理解を深め,「パーソナル・ファブリケーション」以降の技術・社会環境において,この理解を芸術表現に活用する方法を多様な作品制作の下地となる技法として提案しています.

このページでは,「オープン・スペース 2015」研究開発コーナーでの展示とともに並行して行なわれた研究会の採録を公開しています.

研究会は,メンバーおのおのの共通の理解と差異を浮かび上がらせることを目的として開催しています.


情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 車輪の再発明プロジェクト 紹介ページ

研究会一覧

情報科学芸術大学院大学[IAMAS]車輪の再発明プロジェクト メンバー プロフィール

  • 金子智太郎
    1976年生まれ.東京藝術大学美術学部芸術学科助教.専門は美学・聴覚文化論.城一裕と「生成音楽ワークショップ」を共同主宰.論文に,「磁気テープから演劇へ──ジョン・ケージ《ウィリアムズ・ミックス》」(『Art Trace Press』3号,2015),「サウンド・パターンを聴く──トニー・シュヴァルツのドキュメンタリー録音」(『美学』246号,2015)など.雑誌『アルテス』で海外の聴覚文化関連書籍の書評を担当(~2015).訳書に,ジョナサン・スターン『聞こえくる過去』(中川克志・谷口文和との共訳,インスクリプト,2015).中川克志、谷口文和、福田裕大と「音響文化研究会」共同主催.
    過去に参加した展示・イヴェント
  • 城一裕
    1977年生まれ.情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]講師.博士(芸術工学).音響学とインタラクション・デザインに基づく研究,発表,演奏を行なう.主な著書に『FABに何が可能か—「つくりながら生きる」21世紀の野生の思考』(田中浩也・門田和雄編著,フィルムアート社,2013).主な活動に,参加型の音楽の実践である「The SINE WAVE ORCHESTRA」,生成音楽の古典的な名作を再演する「生成音楽ワークショップ」,音・文字・グラフィックの関係性を形にし考える「phono/graph」など.
    過去に参加した展示・イヴェント
  • 中川克志
    1975年生まれ.横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。京都大学大学院文学研究科美学美術史学科博士後期課程単位取得満期退学.博士(文学).専門はサウンド・アート研究と音響文化論.著書に,『音響メディア史』(谷口文和・福田裕大との共著,ナカニシヤ出版,2015).論文に,「クリスチャン・マークレイ試論—見ることによって聴く」(『京都国立近代美術館研究論集 CROSS SECTIONS』3号,2010),「松本秋則作品分類試論」(『常盤台人間文化論叢』1号,2015)など.訳書に,ジョナサン・スターン『聞こえくる過去』(金子智太郎・谷口文和との共訳,インスクリプト,2015).
  • 松井茂
    1975年生まれ.情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]准教授.詩人として,近年はサウンド・デザイナー,映像作家との協業による制作を行なう.研究者としては,映像メディア学に基づいて,マス・メディアを分母とした現代芸術の表現動向に着目し,研究に取り組んでいる.研究成果に,論文「今野勉 ラディカルなテレビ表現をするレジスタンス」,監修「磯崎新 12×5=60」展(ワタリウム美術館,2014),上映プログラム「おくりもの—藤幡正樹 Expanded Animation Works」(第6回恵比寿映像祭,2014)など.
    過去に参加した展示・イヴェント