ICC

[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ

2012.1.28-3.18

>> 展示作品

《夜の12時をすぎてから今日のことを明日っていうとそれが今日なのか明日なのかわからなくなる》2010年
谷口暁彦

アナログの壁掛け時計と,その同じ時計が映像として映し出されているモニターが隣りどうしに並べられています.映像の方の壁掛け時計は12時間撮影されたもので,その映像の時計の示す時刻は,実際の時計が示す時刻と同じ時刻を示すようにプログラムで制御されて再生されています.ネットにおける擬似同期性とおなじく,映像として記録された時計は,現在の時刻と擬似的に同期することによって,再帰的に重ね合わされた現在が再構成された「幽霊」としての時計ともいえます.撮影時に同時に記録された現場音はそれをさらに強調するものになるでしょう.
http://okikata.org/work/work/12.html

>> 谷口暁彦
1983年生まれ.自作のデヴァイスやソフトウェアを用い,パフォーマンス,インスタレーション,映像 作品などを制作する.主な展覧会に「ダングリング・メディア」(「オープン・スペース 2007」内「エマージェンシーズ!004」,ICC,2007),「Space of Imperception」(Radiator Festival,イギリス,2009),「redundant web」(インターネット上,2010)など.
http://twitter.com/hikohiko 過去に参加した展示・イヴェント
>> アーティスト・トーク 川島高,谷口暁彦
日時:2012年1月28日(土)午後2時より[終了しました.]|→詳細|