ICC

OPENSPACE 2011

展示作品

「トランス・スケール 02 比率の部屋」
2011年
寺田尚樹+野老朝雄+長岡勉+鳴川肇

  • 撮影:木奥恵三
  • 撮影:木奥恵三
  • 撮影:木奥恵三
  • 撮影:木奥恵三
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「トランス・スケール」とは,トランス=「領域横断・超越」と,スケール=「ものの長さや角度等を定量的に計る基準」というふたつの言葉を掛け合わせた造語です.すでにある,確立された基準を横断し,超越した先にあらわれる新しい基準や認識を意味しています.

私たちは,社会で決められた共通の基準=「ものさし」を通して定量的な数値を共有しています.しかし,それらは先人がたまたま決めたルールでしかないとも言えます.ここに紹介する3人の作家は,独自に世界を観察し,記述し,表現するための特別な基準を持っています.「新しいものさし」をみつけるヒントは,変わらないと思っていた基準を疑ってみることにあるかもしれません.

この展示空間は,黄金比率で序々に大きな部屋へと広がっていきます.圧縮された空間から開放的な空間へ巡りながら,「トランス・スケール」を体験していただきます.(長岡勉)

寺田尚樹+野老朝雄+長岡勉+鳴川肇 プロフィール

寺田尚樹:1967年生まれ.建築,インテリアのほか,家具やプロダクト,サインのデザインも手がける.またプラモデルにも造詣が深い.テラダデザイン主幹.2011年テラダモケイ設立.
→過去に参加した展示・イヴェント

野老朝雄:1969年生まれ.「繋げること」をテーマに,美術,建築,デザインの境界領域で活動.単純な原理に基づく紋様や立体構造物の制作などを行なっている.TOKOLO.COM主宰.
→過去に参加した展示・イヴェント

長岡勉:1970年生まれ.そこにいる人が驚いたり,楽しんだり,心地良いと感じる空間をデザインすることを目指している.株式会社POINT主宰.
→過去に参加した展示・イヴェント

鳴川肇:1971年生まれ.主に模型による立体幾何学的検証を軸に,分野を横断した社会への応用を探求している.2006年NAL設立,2009年AuthaGraph株式会社設立.日本国際地図学会会員.
→過去に参加した展示・イヴェント

チャンネルICC
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