ICC
ICC キッズプログラム2008 君の身体を変換してみよ展
工作ワークショップ カムや歯車,リンク機構など機械のメカニズムの素を知り,簡単に加工できる素材を使って新しい造形に挑戦します. 当日は「機械の素」をいくつか作って動かしたあと,それらを組み合わせてより複雑な動きを実現する方法を考えて, 実際に制作してみます.工作にはカッターナイフで切れるスチレンボードを使いますので,機械加工の経験がなくてもご参加いただけます. カム:不規則な形の円板などに沿って動くことで複雑な運動を伝える機械要素.
歯車:運動を確実に伝えるために,歯がかみ合うように作られた機械要素.
リンク機構:運動を伝達するためにリンクの節をピンで連結した機構.
□『機械の素』について
ワークショップの名前は,明治45年(1912)に刊行された淺川権八著『機械の素』にちなんでいます. この本は機構に関する知恵を集めた名著として知られ,現在では伊藤茂(編)『メカニズムの事典』(理工学社,1983) としてタイトルを改めて出版されています.
日時:2008年8月10日(日)午後1時—午後5時[終了しました.]
講師:佐藤雅彦(東京藝術大学大学院 映像研究科教授)
         桐山孝司(同大学 准教授)
会場:ICC4階特設会場
参加料:無料
定員:16名(事前申込制,応募者多数の場合は抽選)[申込終了]
参加対象:大・高・中学生
募集期間:2008年6月25日(水)—7月28日(月)午後6時まで


機械の素
正方形を描く4運動カム 5 は固定のわく(枠)で,わく4 はその内部を上下にすべり,わく3 は4 の内部を左右にすべる.
カム2 の回転は,わく3 上の任意の点6 に正方形の運動を与える.
織機の送り装置に応用する. *『メカニズムの事典』(理工学社,1983)より