ICC






























石橋素(いしばし・もとい)
1975年生まれ.東京工業大学制御システム工学科,国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業.大学で機械工学,画像処理工学を学び,IAMASへ進学.デジタルメディアを使った作品制作を始める.現在は主に,環境映像の新たなあり方を模索しながら様々な活動を続けている.作品制作の他にも,アート・プロジェクトにおけるエンジニアリングなども行なう.2004年よりデザインユニットDGNに参画.インタラクティヴ・システムのデザインやデバイス制作などを行なう.
http://www.dgn.jp/ (デザインユニットDGN)

真鍋大度(まなべ・だいと)
1976年生まれ.東京理科大学理学部数学科卒業後システムエンジニア,プログラマーを経て,国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)DSPコース卒業.振動,超低周波を使用して触覚と聴覚の特殊性,共通性,相互作用を狙った作品制作を行なう一方で,実験的なターンテーブリストとしても活動中.また,プログラマー,音響として国内外の様々なアートプロジェクトに参加.デザインユニットDGN(http://www.dgn.jp/)ではLED,サウンド,映像の制御システム開発をはじめ,公共空間におけるインタラクティヴ・システムの企画開発を行なう.
http://www.daito.ws/

トリガーデバイス
2000年に岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)の在校生らで設立.インターフェイスデバイスの開発やそれを使った展示,ワークショップなどを企画制作している.2003年よりアニメーション作家の布山タルトと共に,アニメーション制作用デバイス開発やワークショップを全国各地で行なっている.
http://www.triggerdevice.com/

  布山タルト(ふやま・たると)
1973年生まれ.アニメーション作家.大学在学中よりアニメーションに本格的に取り組み,大量の実験的作品を制作.近年にはジム・ウードリングのコミックをアニメーション化した《FRANK》(第7回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)をはじめ,紙メディアと映像メディアをつなぐ作品に取り組む.また,子どもが創造的にアニメーション制作体験をできる装置の開発やワークショップ開催を通して,アニメーションの魅力と可能性を伝える活動を幅広く展開している.

plaplax(プラプラックス)
2000年,近森基と久納鏡子によってメディア・プロダクツ・ユニット「minim++」(ミニムプラプラ)としての活動を開始.影絵や積み木,絵本など,子どもの遊びや玩具をモチーフにしたインタラクティヴな作品を国内外で発表する.2004年,インタラクティヴ・メディアの研究者であった筧康明(東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍)が加わり,有限会社plaplax(プラプラックス)を設立.メディア・アートの作品制作にとどまらず,大学との共同研究,愛知万博のパヴィリオンをはじめとする公共空間や商業施設等の演出も手がける.
http://www.plaplax.com/

石黒猛(いしぐろ・たけし)
1969年生まれ.育英工業高等専門学校卒業後,1995年にロンドン,ロイヤル・カレッジ・オブ・アート工業デザイン科修了.1996年に米IDEO社に入社,同サンフランシスコ事務所に勤務し,広くプロダクトデザイン,戦略に携わる.1999年に東京事務所に移り,2001年退社.2002年から個人活動をスタートさせ,プロダクト,アート,舞台演出などの分野で活動中.《ライスソルト・アンド・ペッパーシェーカー》は1998年よりニューヨーク近代美術館永久保存.作品に《スモーク・リング》,《氷結した土/Freeze Fired》,《スローモーション》,《Emotional Tree》などがある.
http://www006.upp.so-net.ne.jp/t_ishiguro/index.html

  TMEMA
2002年にゴラン・レヴィンとザッカリー・リーバマンが結成.インタラクティヴ・パフォーマンス,ミュージアムのための作品,ウェブを使った情報の視覚化,人の動きに反応する商業施設のディスプレイなど,人の感覚に根ざしたアートとデザインへ向けてハイレベルな演算処理を応用した実験的ソフトウェアを開発する.
http://www.tmema.org/

ゴラン・レヴィン(Golan LEVIN)
アーティスト,作曲家,パフォーマー,そして技術者として,作品やイヴェントの開発を行ない新しい表現を柔軟に探索する.映像と音を同時に扱うパフォーマンスや,創造と操作のシステム・デザインに重点を置き,インタラクティヴ性や,サイバネティック・システム内の非言語コミュニケーションにおける普遍的な文法を探求している.パフォーマンス,デジタル作品,ヴァーチャル環境の制作に携わりながら,デジタル技術に創造のくさびを打ち込み,人と機械との関係に焦点をあてる.またインタラクションのあり方を可視化し,抽象的なコミュニケーションとインタラクティヴ性の境界を模索する.ヨーロッパ,アメリカ,アジアの各国で活動を展開.
http://www.flong.com/

ザッカリー・リーバマン(Zachary LIEBERMAN)
コミュニケーションの性質と可視/不可視の繊細な境界を探求するために,テクノロジーを面白くも不可思議な方法で利用するアーティスト.パフォーマンス,インスタレーション,オンラインの各分野で創造する作品は,身ぶりによる情報入力,身体の拡張,そしてキネティックな反応の研究につながっていく.パーソンズ・スクール・オブ・デザインでコンピューテーション・アートを教えるかたわら,アルス・エレクトロニカ,アイビームの客員芸術家として滞在.最近はダンス・シアター・ワークショップにおいて,振り付けのプロセスとテクノロジーとの関係性を探求している.
http://www.thesystemis.com/