『ヴィレッジ・ヴォイス』誌は，カール・ストーンを「現在のアメリカの最も優れた作曲家の1人」と評している．カール・ストーンはロサンゼルスに生まれ，現在はサンフランシスコに在住．カリフォルニア芸術大学において，モートン・スボトニック，ジェームズ・テニーらに作曲を学ぶ．ストーンの作品はアメリカ，カナダ，ヨーロッパ，アジア，オーストラリア，南アメリカ，中近東など各地で演奏され，New Albion，CBSソニー，東芝EMI，EAM Discs，Wizard Records，Trigram，T:ME/EM:T，New Toneなどのレーベルからリリースされている．

カール・ストーンの音楽は，ビル・Ｔ・ジョーンズ，山田せつ子，ピン・チョン，ジューン・ワタナベ，ブロンデル・カミングスなど多数の振付師によって用いられている．

また高橋悠治，沢井一恵，高橋アキ，サラ・ケイヒル，木佐貫邦子，赤尾ミチ子，ルディ・ペレス，ステラーク，Z'ev，ブルース＆ノーマン・ヨネモト，藤舎名生，大友良英，ヘー・キュン・リー，ミン・シャオ・フェン，美音子グリマーらとのコラボレーションを行なっている．

カール・ストーンは1992年から95年にかけてアメリカ音楽センターの所長を務めた．現在はカリフォルニアで毎週開催されるプログラムのホストを務め，『サウンド＆レコーディング・マガジン』誌にコラムを連載している．