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スタッフ・ノート

《KAGE》と文化庁メディア芸術祭の20年,そして『OS10』

2016年10月20日 19:10

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10月15日(土)より,アーツ千代田3331をメイン会場として「文化庁メディア芸術祭20周年企画展─変える力」が開催されています.サテライト会場のひとつであるICCでは,企画展示「New Style New Artist—アーティストたちの新たな流儀」を開催中です.(写真上:plaplax《KAGE 2016》2016年)


「New Style New Artist—アーティストたちの新たな流儀」では,WOW,plaplax,Rhizomatiks Research,Takramの4組の作家による作品をご覧いただけます.そのひとつであるplaplaxの新作《KAGE 2016》は,1997年に発表され,これまでさまざまなヴァージョンで展示されてきた《KAGE》シリーズの最新作です.

《KAGE》は,第一回文化庁メディア芸術祭デジタルアート(インタラクティブ)部門で大賞を受賞した作品です.それから約20年を経た今回の展示では,かねてからの念願だったという大型化が実現しました.

ICCでは,《KAGE》の20年にも及ぼうとする歴史のちょうど真ん中にあたる2007年に,オープン・スペースの中で床壁3面投影ヴァージョン《KAGE 2007》を展示しました(展示当時の作家名義および作品タイトルはminim++《KAGE》).plaplax代表の近森基さんによるコラム「《KAGE》を基点に」では,発表から10年後の展示にあたって行なわれた《KAGE》の再制作や,そこからさらに約10年の月日が流れたことについてなどが綴られています.

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minim++《KAGE》1997/2007年 撮影:木奥恵三
体験者が触れるコーンは,手に収まる程度の大きさでした

このコラムは,2006年に始まった「オープン・スペース」10周年を記念し制作したサイト『OS10 アートとメディア・テクノロジーの展望——ICC オープン・スペース10年の記録 2006-2015』のために寄稿していただいたものです.このサイトでは,歴代の「オープン・スペース」出品作家の中から近森さんを含む14組の方々による,作品と「オープン・スペース」にまつわるコラムをご覧いただけます.

「New Style New Artist—アーティストたちの新たな流儀」出品作家のなかでは,同じくplaplaxメンバーの筧康明さんによる「「HABILITATE」〜研究を展示するということ〜」,Rhizomatiks Researchの石橋素さんによる「リアルタイムの秘密に迫る」も収録されています.いずれも,今回の出品作品を鑑賞するうえでも示唆に富んだ文章だと思います.ぜひ,展示をご覧になる前,またはご覧になった後でも読んでいただければと思います.


文化庁メディア芸術祭20周年企画展—変える力
企画展示「New Style New Artist—アーティストたちの新たな流儀」

会期:2016年10月15日(土)—11月6日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:午前11時—午後6時
休館日:月曜日
入場無料

展示監修:関口 敦仁(美術家/愛知県立芸術大学教授/元文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員)

主催:文化庁メディア芸術祭20周年企画展実行委員会
協力:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
広報協力:1UP情報局,2k540 AKI-OKA ARTISAN,Akiba TMO,Akiba.TV,ANA EXPERIENCE JAPAN,BEACON AKIBA,BEACON KYOTO,J-WAVE,TOKYO FM,アキバ・トリム,アトレ秋葉原1,マーチエキュート神田万世橋,秋葉原案内所
企画・運営:CG-ARTS(公益財団法人画像情報教育振興協会)

[Y.Y.]