5月28日よりスタートする「オープン・スペース 2016　メディア・コンシャス」の設営が始まっています．

11回目を迎える今年度は「メディア・コンシャス」と題し，メディアに意識的に対することで新たな価値を見出していくという，メディア・アートの持つ性質をテーマとして開催します．

いよいよ展示のオープンが今週末となり，会期が近づくにつれて出品作家のみなさんも連日来館され，テクニカルスタッフ，学芸スタッフと共に確認を重ねながら，入念に作業が続けられています．

ここでは設営の様子を一部お伝えします．

津田道子さん．作品を構成する鏡やスクリーンと，カメラ，プロジェクターの位置を丁寧に確認されています．

赤松音呂さん．壁面に並べられた数百個にもおよぶグラスやコイルをはじめ，各要素の調整をすすめられています．

藤本由紀夫さん．ラウンジ・イーストでは，70年代から近年までの作品による回顧展のような展示が展開されます．

藤井直敬さん，evalaさん，GRINDER-MANのみなさん．
会場での作業の他に，GRINDER-MANのお二人は，オペラシティ館内で作品素材も撮影されました．

堀尾寛太さん．作品の素材となるさまざまなパーツを持ち込み，会場で組み立てながら，作品を仕上げていきます．

エマージェンシーズ！028 出品作家の久保ガエタン（写真左）さん．作品の映像プロジェクションを確認中です．

毎年恒例のオープン・スペースですが，展示作品によって会場構成も毎年変化していきます．どのような展示になるか，おたのしみに．

オープン・スペース10周年を記念して制作された記録集『OS10: アートとメディア・テクノロジーの展望──ICC オープン・スペース10年の記録 2006─2015』が，このたび書籍のほぼすべての内容をご覧いただける特設サイト「OS10: ICC OPEN SPACE 10th Anniversary Website」として公開されています．

また，会期初日には，出品作家の藤本由紀夫さんによるアーティスト・トーク＆パフォーマンスも開催します．
こちらもご来場お待ちしております．

展覧会開催まで、あとわずかです！

オープン・スペース 2016　メディア・コンシャス
会期：2016年5月28日（土）─2017年3月12日（日）
会場：NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
開館時間：午前11時─午後6時（入館は閉館の30分前まで）
休館日：月曜日（月曜が祝日の場合翌日），年末年始（12/29─1/4），保守点検日（8/7，2/12）
入場無料
主催：NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

オープン・サロン「オープン・スペース 2016　メディア・コンシャス」出品作家によるイヴェント
アーティスト・トーク＆パフォーマンス　藤本由紀夫
日時：2015年5月28日（土）午後2時より
聞き手：畠中実（ICC）
会場：ICC 4階 特設会場
定員：150名（当日先着順）
入場無料

[N.K.]