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《TENORI-ON》 [2007] “TENORI-ON”

岩井俊雄

《TENORI-ON》

作品解説

《TENORI-ON(テノリオン)》は,グリッド状に配置された16×16個(256個)の発光するLEDボタンを,点を配置したり線を描いたりといった操作をすることによって,グラフィカルに作曲,演奏ができる電子楽器です.このような「グラフィックかつメカニックな音階システム」によって,楽譜の読み書きができなくても,インターフェイスから視覚的,直感的に操作することが可能になっています.

「映像と音を結びつける」ことをテーマのひとつとして制作を行なってきた岩井は,これまでにも多くのヴィジュアル/サウンド作品を制作しています.そこで用いられている音楽の記述法はオルゴールから発想されたもので,絵を描くように音楽を作曲,演奏するためのシステムであり,またヴィジュアル・ミュージックのように視覚的に音楽を再現するものでもあります.ヤマハとのコラボレーションによって,その構想から実現にいたるまでに6年の年月をかけて制作された《TENORI-ON》は,これまでの作品のアイデアに,より実用的な楽器の機能をもたせたものです.それは,《TENORI-ON》がピアノやヴァイオリンなどの一般的な楽器として位置づけられることを目指したプロジェクトであることを意味しています.


協力:ヤマハ株式会社

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