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《そこで立つ》 [2013] “Standing while being interposed”

堀江俊行

《そこで立つ》

作品解説

これは,〈立つ〉行為を起点・契機として,〈私,内部〉と〈世界,外部〉の動的な構成を取り出すフレームワークである.フォースプレート上に立った行為者の〈重心〉の揺動は,コンピュータによって増幅され,リアルタイムにプロジェクター投影面上の点として提示される.投影面上の点というシンプルなインターフェースと,徐々に増幅される倍率により,行為者は,自身の能動的な姿勢維持の動作を感じ取るとともに,その間を思いもよらない動きが媒介している事態に直面し(またそれにより〈重心〉は影響を受け),それらの連続的な遷移により,境界は解体され,内部と外部の相互介入/拡張収縮の中から,それらが再構成される.これは,行為における〈私〉を内側から崩すことにより,すでに用意された〈作品〉を眺めるのでも,〈私〉により作品を解釈するのでもない,内部/外部がその場において生成・消滅する,その動き・リズムを取り出すものである.(堀江俊行)

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