2020年東京オリンピックへ向けて,「おもてなし」のスローガンのもと,サーヴィス業を中心に英語コミュニケーションを奨励する日本.《Omotenashi Mask》は,現在広く使われているテクノロジーを使うことで,異文化間のコミュニケーションがどのようにサポートされ,また変質させられるのかを探るプロジェクトです.スマホアプリなどに組み込まれているテキスト読み上げ機能を異言語間で使うことにより実現される「訛りトランスファー」,顔交換アルゴリズムを使って対話相手に対してストレスの少ない顔を作り出す「おもてなしマスク」.展示では,「タクシー運転手と外国人観光客」という2020年に典型的な会話を舞台に,これらのテクノロジーがコミュニケーションに及ぼす影響やその可能性を表現しています.
(Takram)