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《プラモデルによる空想具現化》 [2013] “Desk Turned into Diorama”

池内啓人

《プラモデルによる空想具現化》

作品解説

どこか秘密基地のように見えるジオラマの中心に,明らかにスケールの異なるディスプレイが置かれています.その隣りの建物のように見えるものは,どうやらパソコンのようであり,ジオラマが展示されている横にはプリンターやラジオがラックに置かれ,それは机の上で展開されていることに気づくでしょう.

この作品は,ふだん使用している机の上がジオラマの舞台となり,パソコンやその周辺機器がジオラマを構成する要素として組み込まれています.パソコンや周辺機器は,ジオラマの世界観を演出する建造物などとして造形し直されていますが,機器を構成する電子回路や配線,機構などは破損されずに保たれているため,そのまま使用することができます.

作品に組み込まれた機器は,通常どおりのインターフェイスとして機能します.キーボードの作品はそれ自体がひとつの作品として鑑賞できますが,ジオラマを写すウェブカメラを操作するためのインターフェイスとしても使用され,作品と人との距離感というものをぼやかすインタラクティヴな装置として機能しているように感じることができます.

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