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《DCT: SYPHONING. The 1000000th interval.》 “DCT: SYPHONING. The 1000000th interval.”

ローサ・メンクマン

《DCT: SYPHONING. The 1000000th interval.》

作品解説

画像圧縮アルゴリズムを物語として描いた作品.「DCT」はDiscrete Cosine Transform(離散コサイン変換)の略で,JPEGなどの形式で使われる画像変換技術のこと.「SYPHONING」はアプリケーション間で動画を共有できるようにするソフトSyphonに由来し,この作品ではある圧縮形式の画像を別形式に変換するという意味.物語の主人公は擬人化されたDCTのシニアとジュニアで,1,000,000回の試験的なプログラム実行を経験して訓練を積んだジュニアの初めての実践的な「サイフォン」,つまりは画像変換にシニアが付き添う.慣れ親しんだ画像の世界から他形式の画像の世界へ踏み出し,古い形式には無関心だったり新しい形式は読み取れずに困惑したりするジュニアの様子が,シニアによってどこかユーモラスに語られる.


第20回文化庁メディア芸術祭 アート部門新人賞受賞作品

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