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佐藤慶次郎 SATOH Keijiro

佐藤慶次郎

プロフィール

1927年東京生まれ.作曲家,早坂文雄に師事.1953年に師の勧めで〈実験工房〉に加わる.1960年には代表作《ピアノのためのカリグラフィー》を発表する.その後も現代音楽やテープ音楽の作品を制作し,60年代後半からは多チャンネル音響による音像移動システムを追求し始める.1970年の大阪万博「三井グループ館」では,127チャンネルの音像移動システムを使った音響デザインを担当している.また同じ頃に,金属端子に触れることで電子音を発生させることができる《エレクトロニック・ラーガ》(1967)を発表している.ほかにも数々のラジオ,ドラマ,ドキュメンタリー映画の音楽を手がける.1972年頃から,壊れたスピーカーやイヤフォンのマグネットを手にし,動くオブジェの制作を始め,これらの磁気と振動を使った作品は,1974年に南画廊で開催された「The Joy of Vibration」という展覧会で展示された.以降はソニービル,銀座・和光,伊勢丹美術館,パリ市立近代美術館などで作品を展示し,セビリア万国博覧会(1992)へも参加したほか,神戸市立青少年科学館では《ススキ―波》が常設展示されている.岐阜県美術館が「幻想と造形」展(1983)と「「在る」ということの不思議」展(1999)でまとまった展示を行ない,主要な作品を所蔵している.

[2005]

作品

展示 & イヴェント