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ロバート・ホイットマン Robert WHITMAN

ロバート・ホイットマン

プロフィール

1935年,ニューヨーク州ニューヨーク生まれ.現在ニューヨーク州ウォーヴィックに在住し作家活動を行なう.ニュージャージー州立大学ラトガーズ校(ブラウンズヴィック)で文学を,コロンビア大学(ニューヨーク)で美術史を学んだ.アラン・カプローなどとともにハプニングとシアター・パフォーマンスを始める.なかでも《アメリカン・ムーン》(1960年),《マウス》(61年),《フラワー》(63年),《プルーン・フラット》(65年),《ナイト・タイム・スカイ》(65年),トリシャ・ブラウンとの共作《ホームメイド》(66年)などが著名であり,現在も上演されるものもある.念入りなコスチュームや建築的要素,さらに主題と演劇性の基本的要素を形成する映画のフッテージによって,非連続的なイメージの強度とユーモアに満ちた環境を生み出した.ハプニングにおける観客を巻き込む相互作用的過程は,シアターワークにおいてもその予期せぬ展開の重要なファクターとなっている.66年,「九つの夕べ──演劇とエンジニアリング」(ニューヨーク,第69連隊【兵器廠/るび:アーモリー】)には,映画とテレビのニュース・フラッシュを混入した《二つの水穴──3》を発表.その後,E.A.T.設立に参画.また,68−70年,大阪万博のペプシ館のプログラム・デザイナ−の一人となる.69年,E.A.T.の「アナンド・プロジェクト」では,アーメダバード(インド)の農村でテレビ教育ソフトを用いた実験やフィールドワークを行なう.70年,電話,テレックス,ファクスを用いた「子供たちとコミュニケーション」を開催し,71年には「ユートピアとヴィジョン」展(ストックホルム近代美術館)において,「ユートピア Q&A 1981」を中谷芙二子らとE.A.T.として実現.78年,グッゲンハイム・フェローシップ.主な個展は,68年「4映画作品」展(シカゴ現代美術館)のほか,ニューヨーク近代美術館(73年),「シアターワークス1960-1976」展(Diaアート・ファウンデーション,76年)などがある.主なグループ展には,「ニューフォームズ ニューメディア」展(ニューヨーク,マーサ・ジャクソン画廊,60年),「環境,状況,空間」展(マーサ・ジャクソン画廊,62年),「サム・モア・ビギニングズ」展(ニューヨーク,ブルックリン美術館,68年),大阪万博アメリカ館(70年),「アート・アンド・テクノロジー」展(ロサンゼルス郡立美術館,カリフォルニア州,71年),「ポップの時代:映画とポップカルチャー」展(ポンピドゥ・センター,2000年),「イントゥ・ザ・ライト:アメリカ美術における映像1964-1977」展(ホイットニー美術館,01年)がある.03-04年には,「ロバート・ホイットマン:プレイバック」展が予定されている(Diaアート・センターなど巡回).パブリック・コレクションとしては,シカゴ現代美術館,ユダヤ美術館,Diaアートセンターがある.[上神田敬]

[2003]

作品

展示 & イヴェント