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中谷芙二子 NAKAYA Fujiko

中谷芙二子

プロフィール

札幌市生まれ.1957年米ノース・ウェスタン大学美術科卒業.1966年に東京画廊で個展を開き,画家としてキャリアをスタートする.1966年,E.A.T.のパフォーマンス「九つの夕べ――演劇とエンジニアリング」(ニューヨーク・アーモリー)に参加し,1969年にはE.A.T.東京支部代表となる.1970年の大阪万博「ペプシ館」で「霧の彫刻」を初めて制作し,それ以降,人工霧を使った環境,公演,噴水,モニュメントなどを各地で制作する.2000年には高谷史郎との共作《IRIS》をバレンシア・ビエンナーレで発表している.1971年,「ユートピアとヴィジョン1871-1981」展(ストックホルム近代美術館)で,ストックホルム,ニューヨーク,アーメダバード,東京の4都市をテレックスで結び,市民が自由に質問と返答で応答し合う情報彫刻「ユートピア Q&A; 1981」をE.A.T.と4か国のコラボレーションで行なった.映像作家としては,1972年,「ビデオ・コミュニケーション/DO IT YOURSELF kit」展でヴィデオ作品《水俣病を告発する会――テント村ビデオ日記》を小林はくどうと共同で制作し,上映した.同年設立された〈ビデオひろば〉に加わる.《老人の知恵―文化のDNA》など,ヴィデオによるコミュニケーションの新しい可能性をアーティストとして追求する.他の映像作品に,《卵の静力学》(1974),《RIVER》(1978)などがある.1980年に日本で唯一のヴィデオ・アート専門ギャラリーとして,ビデオギャラリーSCANを原宿に開設した.国内外の秀逸な映像作品を数多く紹介するほか,1981年より年2回のSCANビデオアート新作公募展や「国際ビデオ・テレビ・フェスティバル」を開催し,多数の映像作家を輩出した.

[2005]

作品

展示 & イヴェント