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クリスチャン・マークレー Christian MARCLAY

クリスチャン・マークレー

プロフィール

ターンテーブルをはじめて楽器として使い演奏をしたことで音楽方面でもよく知られている.もともとは美術作家であり,アマチュアの創造的な表現というパンクとフルクサスの精神を今に引き継ぐともいえるだろう.《The Bell and the Glass》は,アメリカの歴史的遺産である鐘(独立宣言採択時に鳴らされたもの)と20世紀の美術史にお ける巨匠マルセル・デュシャンの作品「大ガラス」にまつわる映像アーカイヴを探索して構成した映像インスタレーションである.両者を単にともに割れていることから結びつけ,彼の本質的な関係がないもの同士の連続性をつくりだしていくDJ的な手つきが活かされている.また,デュシャンのしゃべる声が譜面におこされ,鑑賞者はそれを〈演奏〉することが促される.

[2004]

作品

展示 & イヴェント