ICC
OS2015
はじめに

「オープン・スペース 2015」展は,メディア・アート作品をはじめ,現代のメディア環境における多様な表現をとりあげ,幅広い観客層に向けて紹介する展覧会です.メディア・アートの代表作や新作,歴史的な作品,また教育機関による研究成果としての作品などが展示され,作品を楽しむだけでなく,その背景にある現代の多様化したメディアやコミュニケーションの在り方などについて考えるきっかけとなることをめざしています.
会期中には,アーティストや有識者を招いたトーク,レクチャー,シンポジウム,ワークショップや,学芸スタッフによる作品解説ツアーを開催するなど,さまざまなプログラムを用意しています.

オープン・スペースとは,2006年より開始された,ギャラリーでの年度ごとに展示内容を変える展覧会,ミニ・シアター,映像アーカイヴ「HIVE」などを,入場無料で公開するものです.ICCの活動理念にもとづき,より多くの方々に先進的な技術を用いた芸術表現とコミュニケーション文化の可能性を提示する開かれた場として機能することをめざしています.