ICC

1991年8月6日,世界最初のウェブサイト(http://info.cern.ch/)が設立されました.それからちょうど20年が経とうとする現在,インターネットはわたしたちにとって,ごくあたりまえの存在となっています.誰かとコミュニケーションをとったり,調べものをしたり,自分の創作物を発表したり,さらにそれを批評しあったり……そこには,ネットならではの作法やリアリティが存在しているように感じられます.

日々わたしたちがネットに接しているなかで,ネット特有の〈リアリティ〉を認識するようになっている,とすれば,それはどういうことなのでしょうか? この座談会では,出演者それぞれがネットに感じる「インターネット・リアリティ」ともいうべき〈リアリティ〉とは何か,なぜそう感じるのか,を探ります.

座談会の内容は,後日テキスト化しICCウェブサイトで公開します.この配信は,記事の取材自体を公開する実験放送です.

日時:
2011年7月24日(日)午後6時より [終了しました.]
出演:
エキソニモ
思い出横丁情報科学芸術アカデミー(谷口暁彦渡邉朋也
栗田洋介(CBCNET)
youpy
畠中実(ICC)

* 配信のみのイヴェントです.ICC館内にはご入場いただけませんので,あらかじめご了承ください.[終了しました.]

座談会の内容はこちらからご覧いただけます.

撮影:赤岩やえ エキソニモ 1996年結成.千房けん輔と赤岩やえによるアート・ユニット.デジタルとアナログ,ネットワーク世界と実世界を柔軟に横断しながら,テクノロジーとユーザーの関係性を露にし,デジタル・メディアが現代社会へ与えるインパクトについて,ユーモアのある切り口と新しい視点で作品に反映させる実験的なプロジェクトを数多く手がける.2006年《The Road Movie》がアルス・エレクトロニカ ネット・ヴィジョン部門でゴールデン・ニカ賞を受賞. http://exonemo.com/
写真左から:渡邉朋也,谷口暁彦 撮影:高尾俊介 思い出横丁情報科学芸術アカデミー(谷口暁彦+渡邉朋也) 谷口暁彦と渡邉朋也によって結成.新宿・思い出横丁を活動拠点とし,メディア・アートという芸術表現について思索と実践を行なう.現在CBCNETにて「たにぐち・わたなべの思い出横丁情報科学芸術アカデミー」を連載中.
http://oamas.org/
谷口暁彦 1983年生まれ.自作のデバイスやソフトウェアを用い,パフォーマンス,インスタレーション,映像作品などを制作する.主な展覧会に「ダングリング・メディア」(「オープン・スペース 2007」内「エマージェンシーズ!004」,ICC,2007),「Space of Imperception」(Radiator Festival,イギリス,2009),「redundant web」(インターネット上,2010)など.
http://twitter.com/hikohiko
渡邉朋也 1984年生まれ.コンピュータやテレビジョンといったメディア技術をベースに,自作のソフトウェアを用い,パフォーマンス,インスタレーション,映像作品などを制作する.主な展覧会に「セントラルイースト東京(CET)」(東京・馬喰横山周辺,2007-09),「scopic measure #07」(山口情報芸術センター[YCAM],2008),「redundant web」(インターネット上,2010)など.
http://twitter.com/nabetanne
栗田洋介 1981年生まれ.GRANDBASE inc.代表.ウェブ・デザイン,グラフィック・デザイン,CI/VI計画などのデザイン制作全般を中心にデザイン・ポータルサイト「CBCNET」やデザイン・カンファレンス「APMT」の企画・運営を行なう.その他にもデザイン・プロジェクトのディレクションやアーティストのコーディネーションなども広く手がける.
http://www.cbc-net.com/
http://www.grandbase.jp/