ICC
大友良英 音楽と美術のあいだ
展示作品

《quartets》2008年(YCAM委嘱作品)

大友良英+木村友紀+ベネディクト・ドリュー+平川紀道+石川高+一楽儀光+ジム・オルーク+カヒミ・カリィ+Sachiko M+アクセル・ドゥナー+マーティン・ブランドルマイヤー
共同開発:YCAM InterLab

《quartets》

展示室中央に設置された白いキューブの各側面にミュージシャンのシルエットが投影され,キューブの内部からはミュージシャンたちによる演奏音が聞こえてきます.このシルエットと演奏音は,8名のミュージシャンが個別に即興演奏を行なった様子を事前に記録したものです.各シークエンスの時間的な配置がコンピュータ・プログラムによって制御されることで,相互に干渉し,にじみあうようなアンサンブルが絶えず生み出されます.
キューブの各側面と正対する展示室の壁面にはスクリーンが設置され,木,鉄,液体などで作られたオブジェのディテールが映し出されます.これらの物質の映像は,キューブに投影されたミュージシャンの演奏に合わせて振動/流動していきます.

観客は,キューブの4面,さらにそれを取り囲む壁面を同時にすべて見ることはできないため,すべての演奏者の音を同時に聴くことはできても,全貌を見渡すことはできないしくみとなっています.

ディレクション/サウンド・コンポジション:大友良英
アート・ディレクション(キューブ・スクリーン):木村友紀
ヴィデオ/オブジェクツ(アウター・スクリーン):ベネディクト・ドリュー
アルゴリズム・デザイン/プログラミング/システム:平川紀道
録音/音響調整:伊藤隆之(YCAM)
撮影:大脇理智(YCAM)
撮影アシスタント(キューブ・スクリーン):村田宗一郎
テクニカル・サポート:濱哲史

ギター/ターンテーブル:大友良英
ヴォイス:カヒミ・カリィ
シンセサイザー/ギター:ジム・オルーク
笙:石川 高
パーカッション:一楽儀光
トランペット:アクセル・ドゥナー
ドラムス/パーカッション:マーティン・ブランドルマイヤー
サインウェイヴス:Sachiko M

《quartets》
《quartets》
写真提供:山口情報芸術センター [YCAM]

《guitar solos 1》2014年

大友良英

ギャラリーAに通じる階段で展開されるサウンド・インスタレーション.
8対のスピーカーが階段の両側に設置されます.それぞれのスピーカーからは,事前に録音された大友演奏によるギターの音がランダムに再生されますが,全体を一度に聴くことはできません.通りすぎたり,立ち止まったり,または階段を上り下りしながら作品を鑑賞します.

プログラミング/システム:松本昭彦
機材協力:FOSTEX

「音楽と美術のあいだ」についてコメント集

音楽家,美術家,批評家,キュレーターなど,音楽と美術のそれぞれの領域で活動する人々のコメントやテキストを集めて展示します.
あわせて「音楽と美術のあいだ」に関するエッセイも掲載します.

執筆者
阿部一直, 伊東篤宏, 梅田哲也, 小崎哲哉, 恩田晃, 坂本龍一, 佐々木敦, Sachiko M, リチャード・シャルティエ, クリストフ・シャルル, 鈴木昭男, 角田俊也, dj sniff/水田拓郎, デイヴィッド・トゥープ, 中島吏英, カールステン・ニコライ, デイヴィッド・ノヴァック, ホリー・ハーンドン, HACO, 蓮沼執太, 平川紀道, 藤田陽介, 藤本由紀夫, 堀尾寛太, 三原聡一郎, 毛利悠子, 安野太郎, 八木良太, 藪前知子, 山川冬樹, 山本精一, 米子匡司, リュウ・ハンキル, 和田永, 後々田寿徳  (敬称略)