カポエィラはブラジルの格闘技として知られています。八谷さんは、オープンスカイ・プロジェクトの開始後、機体に乗る際のボディバランスと柔軟性の向上を目的に、カポエィラを習い始めたそうです。格闘技と言っても、歌と楽器演奏を伴いダンスの要素も含まれているカポエィラは、相手の目を見て互いの手を合わせてスタートします。対面した者同士、思わず笑顔がこぼれるリラックスした精神状態も、八谷さんが機体に乗る時、緊張感をほぐすのに役立つそうです。
ワークショップでは八谷さんのカポエィラの先生、南城充さん(カポエィラ・ヘジョナル・ジャパォン)と11人のカポエィリスタたちをお迎えしました。最初に約30分間、みなさんに華麗なパフォーマンスを披露していただきました。その後、参加者も一緒にストレッチで体をほぐし、基本的な型を覚えるところからはじめ、最後には二人で組になって練習するところまで行ないました。次々と組む相手を変えていくうちに自然とコミュニケーションが生まれ、会場はいつになく熱気に包まれました。
カポエィラ・ヘジョナル・ジャパォンのみなさんによる演舞
カポエィラに使用する楽器
(左から)ビリンバウ、アタバキ、パンデイロ